本読んだ
友人に借りて、読んだ。
プロフェッショナルは非常におもしろいので、時間があえば、結構見てるほうやけども、
今回この本で紹介されてる3人の回は見たことなかった。
素晴らしい人間はいっぱいいる。 日本も捨てたもんじゃない。
- 作者: 茂木健一郎,NHK「プロフェッショナル」制作班
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2007/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以下、軽く勉強になったことをメモ。
- 弁護士 村松謙一
倒産の危機にある会社を、法律を駆使して救済する仕事のプロ。
「会社とは、建物とか株主でできてるのではない。 会社とは人と人がつながってできている。」
つまり、会社を救うことは人、人の命ですら救うということになる。
自身もつらい過去を持っておられるようですが、こんなにも正義感にあふれ、
人と人との関わりという、人間としての核の部分を大切にしている人がいるなんて。 感動しました。
人として、一番大切なこと。それは愛、やさしさ、誠実さ。 改めて認識させられました。
この軸のブレない人間になりたい。
- 漫画家 浦沢直樹
20世紀少年、MONSTERなどを手がけた漫画家のプロ。
才能はもちろん、メンタルがステキ。
「量と質は反比例しない。比例する。」
「とにかくどんな締切りにも、全力で挑む。」
いいですね。頑張る人は好きです。
そして、最も気になったのが、アイデアはどこから生まれるのかという話。
「普段からいろいろ考えたり見たり聞いたりしていると、突然構造物になる。」
「悩みすぎて、気絶状態に落ちたりするけど、1時間ぐらいたって、わかった!と飛び起きることがある」
脳科学的にも、睡眠中に脳が知識を整理してくれたりすることが経験則的にわかっているらしい。
いい発想するには、まぁ前提となる知識はもちろん、普段から何かを考え続けるけど、睡眠もしっかりとればいいってことか。 fmfm。
あと、それでもやはり手塚治虫先生は格が違うらしい。 やっぱり天才なんやな。
- コンピュータ研究者 石井 裕
MITメディアラボの教授。
未来を自分の手で生み出そうとしてる。パソコンの次の形を研究してる。
哲学的思考に基づいて、常に「その技術に何の意味があるのか、どう人間の役にたつのか」を考えている。
常に物事の本質は何かということを意識することはすごく大切。
「プレッシャー、焦りはエネルギーに変える。 そして、失敗してもその屈辱感と悔しさはエネルギーになる。」
脳科学的に、難しい問題を悩み抜いた上で解けた時の快感は、脳の感じる快感のなかで最高レベルのものらしい。
勉強が楽しいってこういうことかな。
本人は天才ではないとおっしゃってますが、努力の天才なんやと思います。
そして、夢、使命感がすごい。 この年になっても未来しか見えてない。
ちょっと次元が違いすぎて、彼の意図が完全に理解できてるかすらも怪しいですが、
自分の哲学、信念をもって、人と違うことをする。 物事の本質から目をはなさない。
そういうことかな。 勉強になる。
あんなに頑張ってるんやから、1ファンとして、彼のプロジェクトが成功してくれることを祈ります。