SVC2011 シリコンバレーから その6

3月12日

カンファレンス当日。
会場のサンノゼ大学は街の中にあり、スタンフォードとはまた違った都市的な空気感を放っていた。
twitterを見ていると、日本でのdisasterによって飛行機が飛ばなくなって来れなくなった人が
何人かいたようだった。

カンファレンス

SVでの成功者達が登壇する。
バイオベンチャーで成功した金島さん、昨日話したVCの大澤さん。
そして、留学して成功した人、転職して成功した人。


そこで学んだのは、SVで働くには

  • 留学する
  • 外資系日本企業から現地へ
  • 飛び込みで転職
  • アメリカ人と結婚する

これらのパターンしかないということ。
外資系に入っても運がないとこっちには来れないし、
飛び込みで成功するには相当な技術力が必要。
ということで、留学が一番確立の高い選択肢だという話をしていた。


またSVではプログラマ35歳説はあり得ない。
もちろん年をとると、徹夜など体力的にしんどい仕事はできなくなってくるが、
圧倒的な知識量で問題解決の方向性を決めたり、
若造では書けないような、いぶし銀のコードを書いたりするみたいで、
うまく仕事が割当られているらしい。
いいね!

懇親会

その後行われた懇親会は、深夜まで続いた。
いろんな人と話した。

今回JTPAのトップであるひろしまさんの話が印象的だった。
日本はもう年をとった。 これから人口は減少していくし、
働く世代はどんどん少なくなる。
また、いつまでたっても大企業は中途採用を増やさないし、
人材の流動性がなく、従ってベンチャーも生まれにくい環境にあると言える。
もちろん日本がもっとよくなればいいと思っているが、
必然的にマーケットは小さくなり、できることも少なくなってくる。
選択は自由だが、日本で初任給年収800万ないのならやめた方がいいと言われた。


また、Appleのシニアエンジニアである松田さんとも話をした。
彼は今回会った中で一番のGeekだと思う。
技術の話になると、話がとまらなくなっていた。
ゲーム好きで、その関係の仕事しているらしく、昔スーファミエミュレータとか作ってたとか言ってた。
その話のコアな部分についていけない無力な自分。
でも、本当に楽しそうだった。 

4日目を終えて

いろんな人とコミュニケーションできて楽しかったが、同時にすごくつかれた。
あまりにも多くの刺激が入ってきていて、脳内はパンク状態だったが、
感じたことは、SVで働いている人は全体的に空気感があったかいということ。
むしろ参加者の方々は、目がギラギラしていてなんか怖い。

また、いろいろなロールモデルが見れたのは大きかった。
もちろんそれぞれの人は一つの例の集まりであって、こうすればSVに行けるとか、
成功できるというのはないが、それを知ることには大きな意義があった。